30年前のダイキン天カセエアコンのクリーニングについて

昨年末から何度も電話で確認いただいたお客様の現場です。

とても古いダイキンのエアコンですとのことでしたので、「正方形ですか?」と尋ねると「そうです」という答え。

何度も何度も「壊れても一切保証できない上、修理できないので交換になります。それよりも今のままお使いになられたらどうでしょうか?」と言ったのですが、「エアコンをつけると従業員がどうしても咳き込んでしまうのでやってもらいたい。」とのことでお引き受けしました。

正方形で羽が2枚になっているタイプでしょうか?とお伺いすると「そうです」というのでこの機種なのだなと思いました。

ダイキン天カセ

このエアコンは弊社の作業に適さないエアコンの機種というところにも載っているエアコンです。

このエアコンを最後に洗浄したのは、確か今から3年位前だと思います。壊れても一切保証しないという条件で、確か年間で3回くらいやったと思います。

もちろん不具合は出ませんでしたが、リモコンのスイッチを入れる時は、神様に祈りました。もうほとんど、世の中からなくなっている機種です。

分解そのものも問題ないので、そこまで言われたのなら作業しますということでお伺いしました。

そしてそこにあったエアコンは

30年前のダイキン天カセ

フィルターパネルを開けた状態

こちらのエアコンでした。

これはびっくりした。

これは正確には正方形ではありません。しかしお客様からしたら正方形と言われればそうなのかもしれません。

そもそもこのエアコンがまだ動いていることに驚きました。さすがはダイキンです。すごい。

この時、心が折れました。この機種はもう10年近く前にやったのが最後です。

1988年製だということです。まさに平成の始まりの年です。

みなさん、平成の時、あなたは何歳で何をしていたか覚えていますか?

もちろん私は覚えています。

綾小路きみまろではありませんが、まさに「あれから30〜年。」

あの日に戻りたい、、、、まさに松任谷由実の気持ちでした。笑

あの日に戻ったら、私は自分にこう言うでしょう。

「ラーメンの汁、そばの汁を全部飲むのはやめておけ!30年後、高血圧でお前は苦労するぞよ!!」と!

今日も100の150で絶好調〜〜〜!!!高齢者はこれくらいで大丈夫なのだ〜と自分に言い聞かせる毎日!薬は絶対に飲まないぞ〜〜〜!!!笑

おっと、話がそれてしまいました。話を戻しますと、

「これはやはりやめておきましょう。」この言葉がでました。

「ご心配いりません。どうせこの夏にはまず壊れます。大丈夫です。」(何が大丈夫なのかよくわかりませんが。。)

作業そのものはできます。

しかもお客様も「壊れても大家が新しくしてくれるから、むしろ壊してもらいたいくらいだ。」とも言って下さっています。

では、なぜしなかったのか?

実はお客様との会話の中に、「実は管理会社からは洗浄しないで欲しいと言われているのです。」という話があったからです。

これはやはりまずいです。

いくら現場のお客様が納得していても、管理会社とのトラブルになる可能性があるからです。

ただ壊れるのはいいけれど、洗浄して壊れるのは(と言ってもそれはきっかけに過ぎず、それが理由とは実際には証明できないでしょうが)ダメのようです。

お客様も「洗浄したらその証拠はわかるものですか?」とおっしゃるので、

「それは綺麗になりますので、多分わかりますよ。」とお答えしました。

この現場様は結局、そのまま引き返し次の現場に向かいました。

その判断が正しかったかどうかはわかりませんが、やっても壊れなかったとは実は思うのです。

たくさんの現場を経験してトラブルに出くわすと、本当に臆病になります。それがいいのかどうか難しいです。

次の現場の気分の楽だったことと言ったらありません。ダイキン天吊り1方向、モーターを外さないので配線を触りません。

ダイキン天吊りエアコン

洗浄準備完了

実はそんなに汚れていませんでした。本当に洗浄が必要だったかどうか疑問も残るレベルでした。

本当なら、最初の現場を覚悟を決めて作業し、このエアコンを、「綺麗なのでやる必要はありません。」と帰ってくるのが本当なのではないだろうか?

そんな風にも思いました。

いろいろ考えさせられる1日となりました。

業務用エアコンクリーニングはぜひ、弊社にお任せください!

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