業務用エアコンクリーニング オフィス・店舗清掃のアスター
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FHYCP80Kにおいての作業後の事例。
2台マルチのうち1台のファンが、運転と同時にかなり強く動き、その後止まるというのを繰り返した事例です。
約20〜30秒くらい強めに動いて、その後止まるを繰り返します。大体2分間隔くらいだと思います。
状況的に、リモコンにはエラー表示はありません。
過去の事例として、運転時、ファンが強弱で交互に運転されるという故障事例があり、その原因はファンのコネクターの接触不良のようなものだという事でした。おそらくモーター側の故障だということがわかります。
今回、まず、2台マルチでしたので、両方の基盤を入れ替えてみました。
症状は、やはり同じ台で起きています。よって、基盤の故障ではないという事になります。
もう一度2台のエアコンを分解して、今度はファンモーターも入れ替えてみました。基本的に中身を全部、入れ替えたということになります。
その際、お互いのファンモーターのコネクターを何度も抜き差しし、接触も良好な状態になるようにしました。
少し接点復活剤も使用してみました。
組み立て後、ブレーカーを入れると、気のせいかもしれませんが、初期化が終了するのが早い気がしました。
これは実はいつも感じていることなのですが、運転時エラーが出る場合は、初期化の終了するスピードが遅いような気がします。
ですので、いつも、なかなか初期化の終わらない機種の場合は一瞬嫌な予感がするものです。
ほとんどの場合は、作業前に一度試してみるのでその時点で初期化がどの程度のスピードかわかるので、最初から遅い場合は、それをきちんと把握しておいた方がいいと思います。
運転してみると、ファンも通常の運転になりました。
考えてみると、作業を行った後で、基盤が壊れてエラーが出たことはまずありません。
一度、汚水の中に基盤を落としてしまったことがありますが、(弊社ではありませんけど)真水で洗って30分くらいブロアで乾かしたら、通常に運転されたとのことでした。
作業後にエラーなどが出ると、すぐに基盤の故障を疑いますが、基盤って実はそんなに壊れることはないんだなと思いました。
壊れるとしてもヒューズか、またはコネクターの接触ではないかと思います。
エラーが出た時は、焦ることなく、もう一度全部をバラして、丁寧に組み立てる。これが一番良い方法ではないかと思います。
以前、運転と同時にものすごい勢いでファンが回転する事例がありましたが、この時は、エラー表示があり、またそれは実は最初から出ているものでした。その現場様は、プレハブの建物で、天井裏が死ぬほどの高温になっていて、ちょうど、その機種の場合、基盤がもろにその熱を受ける場所にあるものでしたので、おそらくは熱による故障だったのだと思います。
エラー表示のないものに関しては、もしかしたら本当は最初からそういう状態だった可能性もあります。
作業前の事前に確認には、やはり時間をかけすぎてもかけすぎることはないということかもしれません。